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お客様のどんな声にも答えたい理由(ワケ)

2021.09.22 | 溶接

「生涯勉強や」この言葉は私に言われた言葉ではなく、会長が自分に向けて言っている言葉です。
会長は先代からも同じ言葉を聞いてきました。

この仕事(金型溶接)は終わりがない、技術も能力もトーチを持ち続ける限り金型補修に成長と進化を願い没頭する

私はそんな父や祖父の背中を見て育ちましたと話すのは堀尾社長。

金型補修という目の前の課題を解決することに情熱を傾け続ける会長の姿勢は、しっかりと社長や社員に引き継がれています。

 

思いが強すぎ真剣であるが上でお客様の理解が得られず、衝突してしまうことも過去にありました。

 

何がお客様のためになるのか? 
プロとして最善を尽くせるよう、すべてのことが「生涯勉強」に繋がっています。

 

経験からしか生まれない熟練した技術はもちろん大切ですが、現社長になってからはマシンの導入も積極的に行い、機械加工の可能性にも着手しています

これは大生熔接工業で行う技術の幅や、時間、コストなど会社の体制を整える意味もあります

 

大生熔接工業では営業担当がいません。

ありがたいことに、仕事の受注はリピーターと、そのお客様からの新たなご紹介のみです

技術革新や機械化を進める体制を整えていくことで、よりお客様の声に応えていくこと、またお客様の期待を超えた提案を行い、さらに喜んでもらえることにつながると考えています。

今から10年ほど前、海を越えた向こうから視察の依頼がありました。
誰もがわかるその企業からのオファーに、当時の社長は驚き恐縮したそうです。そもそも大手と違い、視察の体制も整えていないですし、それによりお客様からお預かりしている金型など守秘義務契約の案件もあるため、みせられないもので工場内はあふれていました。

それでも何とかダミーの金型や、デモンストレーションなどを見ていただくことで、視察を乗り切った後、その会社の方から「素晴らしい!」という言葉を何度ももらえたことに、世界から認められたようでとても嬉しかったそうです。
その時の写真は今でも社長の宝物です。

 


勘違いと笑われるかもしれない、でも確かにこの瞬間「世界基準」を知る人に認められた!
ならばそれを価値として成果につなげ、お客様のお役に立っていこう。

世界基準の自信を持ち、それを挑戦の原動力とし、日々努力を怠らず、広い視野を持ち、仲間と共にお客様の課題解決へ全力で向かう

これが今回ご紹介した、「お客様のどんな声にも答えたい理由(ワケ)」の原体験の一つです。