大生熔接工業 トップページ > 大生の技術力 <金型溶接>

ものづくり産業において、プラスチック成形・プレス・ダイキャスト・鍛造等、金型を用いる製造プロセスは不可欠です。
金型を使用する際、製造中に発生する磨耗・亀裂等の補修や設計変更等の理由から、金型表面に肉盛溶接を施して対応することが日常的に行われています。
ただし、技術如何によって溶接部の品質が不安定となりやすく、このような補修金型では使用を再開しても早期に再び欠陥が発生しやすくなる場合があります。
当社では、長年の経験と技術の向上により、高品質で安定した溶接補修技術を確立しております。
金型の補修・形状の変更、加工ミスの修正や摩耗部分の補修等を溶接、肉盛り溶接、ろう付け等により補修・修正することができます。

ダイキャスト金型

ダイキャスト製品には計画生産数が大まかに決められており、金型もその計画数まで使いきるこ とが一般的になっていますが、金型が計画数まで損傷なしでもつ場合は少なく、通常は定期的あ るいは突発的に金型を補修しているのが実際です。 一般的に金型は、溶接補修後2,000~3,000 ショットで破損するといわれていますが、 当社の修理技術はそれを遥かに上回るショットを保つ ことを可能にしました。型寿命を2倍することで、結果的に、コスト削減をすることができます。

ヒートチェック、ヒートクラックの溶接
主型、スプールブッシュの溶接
内部冷却の水漏れ・湯あたり部の溶接・設計変更・加工ミスの修正
耐熱・耐摩耗材料による肉盛り

鍛造金型

半世紀にわたり培われてきた自社ノウハウによる鍛造金型用特殊合金を使った肉盛り修正の技術 と、徹底した熱管理によって、他社では再生不可能と言われてきた金型も当社ではこれまで数多 く再生し、現役に復帰させてきました。例えば、局部的に高温領域になる部位に、高温度特性を 有するNi基超合金、Co基超合金を肉盛り溶接する事によって、金型の飛躍的な長寿命化を実現。 それによる大幅な製造コストの削減、品質の安定を実現させることに成功しました。

ガス割れ肉盛り修正
製品部肉盛り再生
抜型、パンチ類のステライト肉盛り
耐熱合金による表面硬化肉盛り
ラム、ソーブロック、ボルスターの肉盛り修正

プレス金型

ガス割れ肉盛り修正
 割れ、カケ、刃部ダレの補修をいたします。Ticなど表面処理されている
 ものも可能です。
製品部肉盛り再生
 割れ、カケの補修。設計変更部の肉盛り溶接

プラスチック金型

デリケートな修正技術を要求されるプラスティック金型においても、当社の技術者はお客様のほ とんどのご要望にお応えすることができます。業務の過程でやむを得ず型の設計を変えなければ ならなくなったプラスティック金型も、当社にご相談してくだされば、お客様に新たな型を起こ す余分な経費をかけさせる事なく高度な肉盛り修正技術によって対応します。またシボ加工、鏡 面磨きのある金型も問題なく対応します。エンドユーザー様にも納期延長のご負担を掛けさせな いといったご満足ゆく仕事をすることが可能です。

設計変更による肉盛り修正
摩耗によるバリ部肉盛り修正
機械加工中による加工ミスの肉盛り修正
アルミ試作金型肉盛り